有機農業をはじめよう/実践事例集

新規就農事例9.独立就農

町の支援事業を活用して就農。

プロフィール

氏 名:松井 眞一 さん(1967年生まれ。就農9年目)

農園名:松井ファーム

住 所:栃木県芳賀郡茂木町

主な栽培品目:水稲、旬の野菜(トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、 ピーマン、カボチャなどの果菜類、ニンジン、ダイコン、カブなどの根、菜類、ホウレンソウなどの葉菜類を年間40種類程度)、採卵鶏80羽

経営面積:80a(うち水田15a)

栽培技術の習得

農林水産省林野庁に就職。「食べものについて、栽培からじっくり勉強したい」と思い、就農準備校に通いました。座学では飽きたらず、埼玉県小川町の「就農準備校有機農業コース」などへ1年間通い続けました。その後、デスクワークやサラリーマン生活に物足りなさを感じ、36歳で就農を決意し退職。「今、始めなければ農業はできない」と考え、「日本農業実践学園の社会人コース」へ進みました。

苦労した点

学園在学中に結婚し、茂木町で築15年の農家住宅を購入して就農。50aの畑でスタートしましたが、地力がなく満足できる野菜が育ちませんでした。そのため、堆肥を入れるなど土づくりに3年以上を要しました。

よかった点

有機農業による野菜の販売には都市近郊がよいこと、年間を通じた農業ができることなどの理由から、関東一円で住まいを探しました。また、就農条件についてはあまり妥協はしない方針で探した結果、空き家の斡旋など就農にかかわる情報を提供してくださった栃木県茂木町で住居を見つけることができました。茂木町の「新規就農支援事業」を活用して就農でき、農地の購入、借地もスムーズにできました。就農前年の秋に栃木県の認定就農者になり、無利子での就農準備資金を借り入れすることもできました。

販 路

特別なルートは持ち得ていなかったため、少しずつ開拓しました。現在、宅配と直売所、レストランの組み合わせで行っています。購買する方とできるだけ距離を置かない方法を選択しており、とくに「おいしさ」について高評価を得られた際には、次への生産意欲が高まります。

これから就農される方に一言

体で学ぶことを主体に考えてください。町内で新規就農した有機農家を中心として「茂木ゆうきの里づくり協議会」を結成しました。研修生の受け入れや新規就農支援をし、仲間を増やしていきたいと考えています。ぜひ、一度茂木町を訪ねてください。