有機農業をはじめよう/実践事例集

新規就農事例14.法人就職

経営者の考え方に賛同して法人就職。

プロフィール

氏 名:川俣 文人 さん(1983年生まれ。農業経験6年、法人就職6年目)

所属団体名:NPO法人民間稲作研究所

所属団体住所:栃木県上三川町鞘堂72

主な栽培品目:米・麦・大豆・油脂作物(菜種・ヒマワリなど)

経営面積:約15ヘクタール

販 路:「㈲日本の稲作を守る会」を通し、生協・加工業者・小売店などに販売

所属団体の労力:正社員1名、パート1名、研修生3名

担当職:付属農場管理 生産者部会事務局

就農までの経緯

有機農業を選んだ理由は、幼い頃から「生き物」が好きで興味があったため。団体への就職を選んだ理由は、農業がやりたいとは思っていませんでしたが、「民間稲作研究所」理事長の下で働きたいと思ったからです。

栽培技術の習得

理事長から指導を受けたほか、近所の農家に教えていただきました。

苦労した点

原発の事故で農地が汚染されてしまったこと。

よかった点

大勢の前で話す機会を与えていただいたり、多くの先輩農家の考え方を聞くことができたりすることです。

独立就農を考えていますか?

団体での責任が大きいため、今は考えていません。

これから就農される方に一言

農業はいろいろな力が必要です。ただ、自分には能力がないからとあきらめないで欲しいと思います。独立就農も良いですが、自分の得手不得手を知り、仲間と補い合う組織経営も素晴らしいと思います。