有機農業をはじめよう/実践事例集

新規就農事例16.法人就職

法人での研修後、就職。

プロフィール

氏 名:小林 将 さん(1968年生まれ。農業経験3年、法人就職2年目)

所属団体名:㈲山口農園

所属団体住所:奈良県宇陀市榛原大貝332

主な栽培品目:通年で軟弱野菜とハーブ類など

所属団体経営面積:ハウス93棟(約280a)、露地約700a

販 路:スーパーマーケット「サンプラザ」直接取引、食品バイヤー

所属団体の労力:従業員34名(役員5名、正社員3名、パート20名、研修生6名)

担当職:栽培担当

就農までの経緯

研修当時は農業を広くとらえようとしていたので、とくに有機農業へのこだわりはありませんでしたが、研修を重ねるにつれ有機農業の大切さを感じるようになりました。

団体への就職を選んだ理由

「山口農園」で2年間研修を受け、修了後就職。研修を通して、規模拡大には役割分担が必要であることを学びました。また、自分の特技を活かすには就職が向いていると感じました。

栽培技術の習得

有機農業にとって大切な「土壌微生物を活用した栽培技術」の習得に心掛けています。

苦労した点

葉物を栽培していても、季節に応じて変化する栽培環境に合わせた管理を心掛けることです。

よかった点

予定どおり栽培、出荷ができたときの満足感です。

独立就農を考えていますか?

今のところ考えていません。

「山口農園」より研修希望者への一言

経営者として農業を実践するうえで、まず農業を通じた自分自身の夢や目標をしっかり持つことが大切です。研修に入る前にしっかりしたものが確立できていない場合は研修期間中に確立していくことが大切です。また農業は知識だけではできません。感性を養っていくことが極めて大切です。感性を養うことによっていろいろな知識が躍動的に活きてきます。研修を通じていろいろなことを感じることから始めてください。