「おおいた有機農業研究会」が九州農政局長賞を受賞
大分市のNPO法人「おおいた有機農業研究会」(吉野賢一理事長)が、2016年度の九州地域環境保全型農業推進コンクール(九州農政局など主催)で最高位の九州農政局長賞を受賞した。
研究会は、安心、安全な食を供給して自然環境を守ろうと1998年に設立。県内の有機農家や消費者ら28人、5団体で構成する。
化学農薬・肥料を使わず栽培した農産物であることを示す「有機JASマーク」の県内唯一の認定機関。2001年から64件を認定し、県内の認定農地面積は10年の167ヘクタールから、16年は306ヘクタールに増加した。
全国に64ある有機農業相談窓口の一つとして、新規および転換参入を希望する方々の支援も行っている。
2013年から月1回、市内中央町で開く販売市「おおいたオーガニックマーケット」には地元の高校生も参加するなど、街なかのイベントとして定着。14年から大分いこいの道広場で年1回実施する「おおいたオーガニックフェスタ」は1万人を集客する人気イベントに成長している。