有機農業をはじめよう/イベント情報

オンライン公開フォーラム「自治体の有機農業政策と地域づくり」【3/20】

自治体の有機農業政策と地域づくりー島根県の経験を中心にー

日本有機農業学会では、農業者をはじめとする農山村の住民にとって、もっとも身近な行政機関が自治体であることをふまえ、自治体の有機農業の推進方向を考える場として、当フォーラムを開催します。

有機農業をとりまく社会環境は、国の「みどりの食料システム戦略」なども見すえて、変化が予想されます。ここで考えておかなければならないことは、政策は、それを受け止める地域や住民の主体性なしには動いていかないということです。さまざまな政策は、住民と自治体の間で丁寧な議論を経て、地域性をもった住民支援策となることで実効性を得ることができます。

当フォーラムでは、有機農業を先進的に推進してきた島根県の各地から、行政関係者や地域リーダーによる事例報告や実践報告をいただき、自治体による有機農業の推進政策のもつ多面的な効果や、農山村が直面するさまざまな課題への有効性などを想起するきっかけづくりとしていきます。そのさい、都道府県や市町村、そして「平成の大合併」後も農山村の住民の心のよりどころになっている旧町村などの小地域も含めて、ひろく地域と捉えます。

第一次産業の振興をはじめ、過疎対策、定住対策、環境共生、地域資源の活用、地産地消、食農教育、農山村と都市の連携など、農山村の振興にかかわる幅ひろい関心をもつ方々とともに、自治体や小地域が有機農業を推進することの意義や多面的な効果について議論する場にできればと思います。


開催日

2022年3月20日(日)
13:00~16:00

会場

オンライン
住所: 福島県福島市金谷川1  → 地図

参加料金

主催

日本有機農業学会

問い合わせ先

日本有機農業学会事務局(福島⼤学・林)
E-mail:yuki_gakkai◆yuki-gakkai.com
※E-mailアドレスは”◆”を”@”に変換してください。

チラシおよび参加申込書

日程

趣旨説明「なぜ自治体の有機農業政策と地域づくりが重要なのか」
相川陽一(長野大学/元島根県中山間地域研究センター)

第1報告「島根県の有機農業推進政策」
島根県 農林水産部 産地支援課 有機グループ

第2報告「“幸せを運ぶコウノトリ”と共生するまちづくり-生き物を育む農業の推進-」
雲南市 政策企画部 地域振興課

第3報告「自治体の総合的な政策・住民活動としての有機農業- 「暮らしの自給」にとりくむ吉賀町の実践-」
福原圧史(食と農・かきのきむら企業組合/元吉賀町役場)

第4報告「中山間地域の振興は集落ぐるみの有機農業にあり-旧美都町から益田市へ-」
寺戸和憲(有限会社ほたるの郷三谷/元美都町長)

コメント「島根県の有機農業政策と実践の歴史からの学び」
井上憲一(島根大学)

総合討論

終了後、情報交換会を開催します(希望者のみ、約40分)

司会進行:相川陽一(長野大学)・尾島一史(農研機構 西日本農業研究センター)