有機農業をはじめよう/イベント情報

有機農業研究者会議 2023 【11/17~11/18】

※参加申込を受け付けています。エクスカーションを含む全日程参加は先着50名限定です。申し込みはお早めにどうぞ!

【趣 旨】
有機農業に関する技術開発を推進するため、研究者と有機農業実践者が情報交流できる場として、2008年から「有機農業研究者会議」を開催してきました。16回目となる今回は「農生物多様性を支える有機農業技術」をテーマに広島県で開催します。

農生物多様性は私たちの食と農に強く関係しており、多様な食物、品種、土壌や有害生物の管理、景観などが重要な構成要素となります。今回は広島県における実践と研究を題材として、地域における有機農業を、農と食を地域の生物多様性で結ぶという視点から総合的に議論します。多くの地域で持続的な食と農を安全安心に結べない状況になっている今日、そうした閉塞状況を打ち破る展望を拓くことをめざします。

会議1日目は、第1部「農生物多様性とは何か?」、第2部「豊かな農生物多様性を支える有機農業の技術開発研究」、第3部「食と農を生物多様性で結ぶ有機農業の実際」という3部会のあと、総合討論「農と食を結ぶ農生物多様性の現状と課題」を行います。また、会場にてポスターセッションを開催します。会議2日目には、広島県内の有機農家を視察するエクスカーションを行います。

今回は、広島県東広島市を主会場とする対面方式で開催しますが、本会議にはオンラインでも参加できます。地方自治体や農業団体など向けにパブリックビューイング形式の参加も可能です。※開催内容は諸事情によって予告なく変更になる可能性があります。

なお、前日10月16日にはプレイベントとして、市民公開シンポジウム「有機農業でつながる環境・地域・未来」が同じ会場で開かれます(主催は農研機構・西日本農業研究センター)。
問い合わせ・申し込みはこちらからどうぞ。

【日 時】
11月17日(金)9:30~17:00 第1日 本会議
11月18日(土)8:30~17:30 第2日 エクスカーション(先着50名)

【会 場】
東広島芸術文化ホールくらら(広島県東広島市西条栄町7番19号)
アクセス:JR山陽本線 西条駅下車、徒歩約4分。新幹線 東広島駅下⾞、タクシー約15分。高速道路 西条ICより東広島市街方面へ約10分

【主 催】  「有機農業研究者会議2023」実行委員会

【共 催】(国研)農研機構・中日本農業研究センター、(国研)農研機構・西日本農業研究センター、(国研)農研機構・植物防疫研究部門、日本有機農業学会、NPO法人有機農業参入促進協議会

【参集範囲】国立研究開発法人・地方自治体・大学および民間の有機農業の試験研究者、有機農業実践者、普及員・行政担当者、JA など農業関連団体関係者

【参加費】  全日程現地参加(本会議とエクスカーション) 6,000円(エクスカーションは先着50名)
      1日目のみ現地参加 3,000円
      1日目のみオンライン参加(PDF資料のみ)2,000円
      1日目のみオンライン参加(印刷資料、送料込)3,000円
      1日目のみパブリックビューイング(1会場につき)10,000円

【情報交換会】 本会議終了後に開催します。参加費5,000円(先着50名)

【宿泊施設】  参加者各自で手配をお願いします。JR西条駅付近にホテルが多くあります。

【資料集】  現地参加者には印刷した資料集を配布します。オンライン参加とパブリックビューイングにはPDF版を配信し、印刷版は希望者に別料金(1,000円送料込)で郵送します。

【申込締切】 11月6日(金)

【プログラム】
第1日目 9:30~17:00
受付  9:10~9:30

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開会あいさつ 9:30~9:50
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第1部  農生物多様性とは何か?  9:50~11:05
コンビナー 楠本良延(農研機構・西日本農業研究センター)・日鷹一雅(愛媛大学)
農業生物多様:身近な景観・種・遺伝子の多様性
日鷹一雅(愛媛大学)
コウノトリの景観生態学と農村自然再生
内藤和明(兵庫県立大学)
在来植物と侵略的外来生物と有機農業
嶺田拓也(農研機構・植物防疫研究部門)
生態系機能から考える有機農業
楠本良延(農研機構・西日本農業研究センター)
質疑応答

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第2部 豊かな農生物多様性を支える有機農業の技術開発研究 11:25~12:20
コンビナー 星野 滋(広島県立総合技術研究所農業技術センター)
水稲:減農薬稲作の現状と課題
小迫高(きらり狩山)
野菜:有機農業野菜栽培の現状と問題点
北村登史雄(農研機構・西日本農業研究センター)
果樹:イチジク株枯病の抵抗性台木「励広台1号」
星野滋(広島県立総合技術研究所農業技術センター)
質疑応答

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ポスターセッション コアタイム12:20~13:30
(現地のみで開催)

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第3部 食と農を生物多様性で結ぶ有機農業の実際~在来知の継承~ 13:30~15:20
コンビナー 森 昭暢(安芸の山里農園 はなあふ)
次世代につなぐ有機農業の実践
伊勢村文英(神石こだわり農場)
せら高原における自然と農業との調和をはかる循環型農業の取り組み
延安勇(ヒョウモンモドキ保全地域協議会)
有機農業における自家採種の現状と課題
渡辺敬(渡辺農場)
広島で土と人と種をつなぐ
花井綾美(一般社団法人むすぶ広島)
PGS:地域の持続可能な食料システムの構築を目指して
壇上理恵(オーガニックPGS ひろしま)
質疑応答

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総合討論 農と食を結ぶ農生物多様性の現状と課題 15:30~17:00
座長   日鷹一雅
登壇者  内藤順一(広島県生物多様性広島戦略会議委員) 小林慶子(農研機構) 楠本良延 星野滋 森昭暢 消費者(調整中)

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第2日目 エクスカーション  8:30~17:30(先着50名)
8:30~12:00 JR西条駅集合→志和町(安芸の山里農園 はなあふ)→世羅町(生物多様性保全の視察「せら夢公園」)
12:00~13:00 せら夢公園で昼食(レストランで各自注文)
13:00~17:30 世羅町→神石高原町(神石こだわり農場)→道の駅(さんわ182ステーション)→JR福山駅解散

【問い合わせ】
「有機農業研究者会議2023」実行委員会事務局(日本有機農業学会事務局)
福島大学食農学類 渡邊芳倫研究室内 〒960-1296 福島県福島市金谷川1
E-mail yuki_gakkai [アットマーク] yuki-gakkai.com