新規就農事例6.独立就農
有機農業の可能性を感じ、研修そして独立。
栽培技術の習得
25歳の頃、思うところあって会社を辞め、自転車日本一周の旅へ出発。旅をしながら、何者にも縛られない自由、食べることの意味に気づかされました。また、有機農業の可能性を感じたことが人生の転機になり、農業を生涯の仕事にすることを決意しました。「自然農法国際研究開発センター農業試験場」にて研修を受けながら就農先を探し、愛知県で就農しました。
苦労した点
就農地を愛知県豊田市(旧下山村)に決めましたが空き家が見つからず、とりあえず豊田市内のアパートに住んだため、通作距離が長くなり軽トラックで片道40分もかかりました。
よかった点
稼ぐのも自由、働かないのも自由、すべてが自己責任。自分の思い描いたライフスタイルを満喫することができます。
販 路
定期宅配(旬の野菜を10種類前後セットにして販売)。顧客数・売上げなどに上限を設けて、働き過ぎないようにしています。
これから就農される方に一言
農業は儲からない、というイメージが強いのですが、産業としては遅れているので新規参入者が活躍できる場は大きく広がっています。生き方としての農を求めると同時に、生活の糧としての農も追求できる素晴らしい職業だと思います。
その他
「農業を一生の職業にしたいのですが、果たして生計が成り立つものなのだろうか。」そういう不安を持っている方が多くいると思います。就農は、サラリーマンとは違って自営業になるため、中途半端な気持ちで踏み込むと転んでケガをします。しかし、やり方次第では経営として成り立たせることが可能です。