有機農業をはじめよう/実践事例集

新規就農事例8.独立就農

親身になってくれる就農担当者が、就農を後押し。

プロフィール

氏 名:千葉 康伸さん(1977年生まれ。就農3年目)

住 所:神奈川県愛甲郡愛川町

主な栽培品目:1シーズン15~20品目。年間約40品目の野菜を栽培

経営面積:1.7ha(500m以内で11カ所の農地を管理)

労 力:本人および妻(ただし妻は子育てが主体)

栽培技術の習得

28歳の頃にこれからの生き方、楽しみについて考え、30歳で会社を辞めました。その後、有機のがっこう「土佐自然塾」と「山下農園」で合計2年間研修しました。

苦労した点

有機農業の研修先、希望にあった就農地や家を見つけること。市町村など公的機関の担当者に有機農業への理解が乏しいようで、有機農業で就農したいことを伝えると応対が変わるようなこともありました。

よかった点

就農した町役場の就農担当者の方が親身に相談に乗ってくださり、農地、住宅などが借りられるようになったことや、いろいろな人と繋いでくれたことです。多くの人との出会いが何よりも嬉しかったです。

販 路

多品目の野菜をレストラン、直売所への出荷、またセット野菜で販売。その他、スーパーや生協などへ出荷し
ています。

これから就農される方に一言

とにかく行動をすること。自分が動くことによって何かが変わるはずです。また、自分の考えやビジョンをしっかりと定め、それを伝え続けることも大切です。私の場合は自分の動きに連動するように周りの方がもっと動いてくれました。決してぶれない自分の核をしっかり持っていただきたいと思います。

その他

自分のために働くのではなく人のために働く。この気持ちが私のモチベーションです。野菜をおいしく元気に育てる事が私の仕事。とってもシンプルです。そして、それがとても幸せです。