「有機農業をはじめよう!」就農希望者のための有機農業夜間講座
農業はかつて、多くの人々の仕事であり、暮らしそのものでした。しかし、1960年前後から「近代化農業」が推進され、化学肥料、農薬が大量に使われるようになり、機械化、施設園芸化などが進みました。すでに60年代後半から、農薬による農家の健康、化学肥料による作物障害や品質の低下、環境汚染、生物多様性への悪影響など、その弊害が明らかになり、70年代以降、これらの弊害に気づいた人々を中心に有機農業が取り組まれるようになりました。
新規就農希望者を対象とした「新・農業人フェア」に訪れる9割以上が「有機農業を希望」または「有機農業に興味がある」との調査結果(「全国農業会議所」調べ)があるように、新規就農希望者の有機農業への志向が高い状況にありますが、有機農業を学ぶ機会が少ないのが現状です。
そこで、「有機農業のことをもっと知りたい」「新規就農を考えている」「将来は就農希望」などの方々を対象に、有機農業の基本的な内容の講座を開催し、有機農業への理解が深まり、新規就農者の増加に結びつくことを願い、夜間講座を企画しました。
なお、本講座は、日本有機農業研究会および有機農業参入促進協議会が、渋谷・環境と文化の会、國學院大學環境教育プロジェクトの支援を受けて実施するものです。
ちらしおよび参加申し込みはこちらから
開催日
平成25年2月5日(火)、7日(木)、12日(火)、14日(木)、19日(火)の5日間
講義時間
午後6時30分~8時30分
会場
國學院大學学術メディアセンター 常磐松ホール(東京都渋谷区東4丁目10-28)
参加対象
都道府県および市町村の就農担当者、有機農業担当者、就農希望者、大学生、一般市民
参加定員
80名
受講料
5,000円(全講座分)
主催
日本有機農業研究会、有機農業参入促進協議会
協力
國學院大學環境教育研究プロジェクト、渋谷・環境と文化の会
内容
2月5日 第1講 有機稲作栽培の基本 / 舘野廣幸氏(日本有機農業研究会理事)
2月7日 第2講 有機野菜栽培の基本 / 林 重孝氏(日本有機農業研究会副理事長)
2月12日 第3講 自然生態系・環境問題と有機農業の特徴 / 魚住道郎氏(日本有機農業研究会副理事長)
2月14日 第4講 有機農産物の流通 / 関 信雄氏(ビオマーケット代表)
2月19日 第5講 有機農業の暮らしと経営 / 涌井義郎(あしたを拓く有機農業塾代表理事)
コーディネーター:久保田裕子氏(國學院大學経済学部教授)
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