新規就農事例10.独立就農
多彩な研修を重ねて就農、法人化に向け準備中。
氏 名:石川 徹 さん(1976年生まれ。就農8年目)
農園名:やさいの森 石川自然農園
住 所:長野県佐久市
主な栽培品目:ズッキーニ、インゲン、ホウレンソウ、レタス、ミニトマトを中心にその他にも少量多品目で30品目程度
経営面積:3ha
労 力:本人、パートナー、両親、研修生、スタッフ(ボラバイト、パートなど農繁期は一気に大所帯になります)
栽培技術の習得
①「自然農法国際研究開発センター」での研修
8ヵ月間に渡る研修。自然・生態系を考えた農業の世界を知りました。
②有機農家での研修
「長野県新規就農里親制度」を利用し、実際の農業経営の現場での研修。日々の作業をとおして、土壌分析を活かした施肥設計や出荷時期・数量・規格に合わせた野菜づくりの方法・技術を学びました。
③その他、視察農家、短期体験農家多数
農業の現場を見せていただき、またその考えに触れる機会があったことが大きな糧になっています。
苦労した点
経営者としての自覚がないまま資金不足で就農したため、生活費、運転資金をどう工面するか、金銭面での苦労が重なりました。
よかった点
自分の思いを形にできる仕事であること。両親や仲間と一緒に仕事をできること。自然に恵まれた環境で地に足の着いた暮らしができること。
販 路
宅配会社、青果店、生協など。有機JAS認証を取得。
就農される方に一言
農業の良さは、自分の好きなスタイルを選べること。選択肢は無数にあります。自分に合った土地と、作物と、栽培方法と、暮らしと農業のバランスを見つけ出してください。あとは、農業を一から自力でと考えるのは無謀です。身近にいる仲間や先輩を頼っていろいろ聞いてください。農業の現場を経験したい方などいらっしゃいましたら、農業体験、研修の受け入れで私も微力ながらご協力させていただきます。
その他
長野県で農業を始めたい方のための新規就農里親制度の里親として登録しました。同じ地域に新規就農者が増えるように願っています。ご連絡はyasainomori◆gmail.comまで。(◆を@に変えてください)